鍾景閣とは

鍾景閣とは

昭和22年、昭和天皇が東北巡幸のおりの御泊所となり、また平成9年、天皇・皇后両陛下(現:上皇・上皇后両陛下)が、第四十八回全国植樹祭に行幸啓されたみぎりの御休息御座所ともなりました、この旧伊達伯爵邸『鍾景閣』。市民の貴重な財産として、皆様より末長くご利用いただけるよう、明治後期の和風建築そのままに、自然息づく茂庭の地に、復元されたものです。伊達文化の情緒あふれる各部屋は、小宴会から大勢様の大宴会まで、またご結納やご長寿祝いなどの慶事にも広くご利用いただいております。自慢の庭園は良く手入れされ、見るものの心を癒してくれます。

  • 大書院

  • 庭園


建造物としての特徴

瓦葺の木造平屋一部二階建で、二階を含め700平方メートルを越す広い面積をもっています。 表と脇の2つの玄関、広間(遠侍)、大書院、小書院(客座敷)などの主要な部分は、現在ではほとんど見られなくなった藩政時代の大名屋敷に大変よく似た構造・配置となっていて、興味深いところです。 また、古い住宅建築では残ることの少ない台所、浴室、便所、女中部屋といった内向きの部屋もほぼ原形をとどめていて、華族の生活をうかがわせてくれます。 建築資材も、樹齢200年以上の上質の杉材を用いるなど吟味され、意匠的にも重厚ですぐれたものがあります。

建造物としての特徴

  • 表玄関

  • 二階小書院

  • 庭園

  • 庭園

鍾景閣はバリアフリー建築ではございません。車椅子をご利用のお客様の介助はスタッフにお申し付け下さい。


鍾景の松

鍾景の松は、仙台市指定の名木でその形が竜が臥している姿に似ていることから通称臥竜松と呼ばれています。昔日、伊達藩主の奥方から盆栽を賜わった家臣が中身侍の屋敷丁であった空堀丁(現在の錦町)の庭に植え、家宝として大切に子孫が引き継いだものと伝えられています。

鍾景の松由来

保存樹木:鍾景の松
樹齢:約300年、樹高:3m、長さ:16.5m
幹周:1.5m

  • 鍾景閣と松

  • 鍾景閣全景

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